壊死は不可逆的損傷による細胞または組織の死をさします。 褥瘡においては血流障害による虚血によって生じます。皮膚に比べて脂肪組織や筋肉は虚血に対する耐性が低く,壊死に陥りやすいといわれています。

壊死組織は水分含有量の程度により色調や硬さが異なります。乾燥した硬い壊死組織はエスカー(eschar)と呼ばれます。水分を含んだやわらかい黄色調の壊死組織をスラフ(slough)と呼びます。

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