骨粗鬆症の原因である骨の代謝バランスの崩れについて説明します。

加齢によるホルモンの減少

骨粗鬆症に関係するホルモンに「エストロゲン」というものがあります。エストロゲンは骨を作る細胞を活発にする働きを持っています。閉経後にエストロゲンの分泌が減ってしまうため、高齢女性の方が骨粗鬆症の発症リスクが高いと言われています。(1)

②栄養不足

骨を作るカルシウムやマグネシウムの不足やカルシウムの吸収を高めるビタミンDがバランス良く摂取できていない場合です。不足しているからと過剰に摂取すればいいというものでは無いので、適切な量に関しては医師や薬剤師に相談してみて下さい。(1)

③運動不足

取り入れたカルシウムを効率良く利用するには運動が必要です。適度な運動によって骨に一定以上の負荷をかけた方が、カルシウムの利用効率は上がり、運動不足であると利用効率は下がってしまいます。また、運動により筋力の維持や増加、バランス機能や関節の柔軟性向上が見込めます。そのため、結果的に転倒・骨折予防に繋がります。(2)

【参照】

1:e-ヘルスネット 骨粗鬆症
2:運動,身 体活動改善による骨折 ・骨粗鬆症予防のエビデンス